近鉄新型 8A系
24年ぶりに登場した近鉄の新型車両に
乗ってきました。
新型車両は8A系。
近鉄電車で型式にアルファベットが
含まれているのは珍しいことです。
先月、京都線や橿原線などの普通電車と
してデビューしました。
側面から見ると、従来の塗装色である
マルーンレッドとシルキーホワイトの
ツートンカラーは同じなんですが、その
ツートンの塗り分けが少し違うようです。
正面から見ると、従来はツートンだった
のが、新型はマルーンレッド1色となって
いて、顔が八角形なので一目で見分けが
つきます。
座席は1席ずつ分かれていて、ロング
シートにありがちな、何人座れば良いの
かあやふやだったのが解消。
座席の向きが90°変わってクロスシート
にもなる機構が組み込まれていて、
運転の時間帯や運行区間などに応じて
変更になるようです。
やさしば という一人用の座席が1車両に
2席設定されていて、スーツケースや
ベビーカーなど、大きな荷物を持っている
人が利用しやすいよう工夫されています。
ドアのすぐ横にあるので、高齢者や
障がい者にも使いやすい席だと思い
ます。
近鉄のロゴマークが側面に表示
されています。
扉個別開閉スイッチが新設され、それに
よって消費電力が従来と比べて約45%
削減できる省エネ設計。
夏場や冬場、停車時にドアの開閉を
自由にでき、車内保温に役立つスイッチ
です。
防犯カメラを1車両に4台搭載するなど、
安全にも配慮されています。
従来の車両 ↓
新型車両 ↓
大和西大寺駅で、様々な車両の
発着をしばし眺めます。
新型車両は全般的に静かで乗り心地が
良く、とても快適でした。
新型車両のメリットがより多くの人に認知
されるよう、長距離区間を走る電車や
他の路線にも運用が広がってほしい
ものです。
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