箱根登山電車(往路)
小田原駅から箱根湯本まで行き、そこから
強羅(ごうら)行きの登山電車に乗り換えます。
レールの幅が新幹線と同じく1435mmと
広いです。
サン・モリッツ号と呼び、スイスで乗った
登山電車を思い出します。
箱根湯本を出ると急勾配、急カーブが連続、
レールと車輪とが引き起こすスキール音が
頻繁に鳴り、スピードもゆっくりです。
すぐ眼下に、今通ってきた線路や、駅で
行き違った電車が降りていくのが見えます。
途中、スイッチバックを3回行います。
そのたび、進行方向が逆になるので、
乗務員が前後に奔走され忙しそうです。
一番前のかぶり付きで前方を見ているので、
レールの曲がりやアップダウンが良くわかり、
それが面白くて飽きがきません。
勾配がどれほどあるか標識が見えたり、
ポイントや信号など景色もどんどん変わって
いくので、目が離せません。
駅ではない信号場で止まって、対向電車の
通過を待ったりして、加速減速も頻繁。
箱根駅伝のコースで唯一、ランナーが渡る
踏切があり、車内放送で案内してくれます。
その場合、ランナーが優先で登山電車が
止まるそうです。
駅で上り下りが交換すると、2編成を一度に
撮れるので、短い停車時間の間に撮影を
します。
箱根登山電車の終点強羅駅に到着。
ひんやり涼しいです。
ここから先へケーブルカーに乗ると、芦ノ湖の
方まで行けますが、今回はここで折り返します。
青モミジが目に鮮やかで癒されます。
空気も澄んでいて、思わず深呼吸して
背伸びしてしまいます。
ここでお昼を食べて、付近を散策して
戻ることにします。
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