2024年04月26日

びわ湖疎水記念館

びわ湖疎水記念館へ行ってきました。
ここへ来るのは2度目です。

山科駅から地下鉄で二駅目、蹴上駅で
電車を降りて徒歩10分ほどです。



蹴上駅から歩く途中、インクライン(傾斜
鉄道)の横を通ります。

びわ湖疎水記念館は3階建てで、館内は
1時間もあれば全部見て回れるボリューム
です。

びわ湖疎水建設の経緯、疎水の全容、
土木技術、疎水による地域貢献など、
色んな側面から疎水について知ることが
できます。



明治維新で都が事実上東京へ移り京都の
人口が激減、街の再生を図るべく、びわ湖
疎水建設の大事業が動き出します。

第3代京都府知事 北垣国道(くにみち)、
土木技術者田辺朔朗(さくろう)、
測量技術者島田道生(どうせい)たちが
中心となって1885年に起工。



当時大学を卒業して間もない田辺朔朗を
プロジェクトの中心人物に選ぶこと自体
大きな驚きです。

このプロジェクト、京都府の2年分予算に
匹敵するほど莫大な費用だったそうです。



延べ400万人の作業員を動員、約5年の
工期で1890年に第一疎水が完成。

山の両側からトンネルを堀り進める従来
工法のほか、竪坑(たてこう)と呼ばれる
山の上から垂直に掘った穴からも両側に
トンネルを掘り進める竪坑方式が採用
されたのは日本初だそうです。



この疎水建設のおかげで、日本初の
一般供給用水力発電所の稼働、および
日本初の電気鉄道の営業がスタートする
ことになります。

身近なびわ湖疎水に日本初が多いことに
驚きと県民としての誇りを感じます。



びわ湖疎水は第一疎水の他に第二疎水が
あり、第二疎水は全線トンネルです。

この他、「哲学の道」沿いに流れるびわ湖
疎水分線があります。

また、第一疎水のうち鴨川に沿う形で伏見
付近まで流れる部分を鴨川運河とも呼び、
第一、第二、分線を全て合わせると疎水の
総延長は30kmほどにもなるそうです。





1階に出入口がありますが、地下1階から
も出入りでき、オープンデッキがあり、
疎水の流れや噴水を眺めたりして、
ゆったりとした時間の流れを楽しめます。



このあとインクライン付近を散策します。



インクラインは、舟の貨物の積み下ろしを
しないで、びわ湖疎水の36mの高低差を
乗り切ることができる傾斜鉄道です。









ハートの形をした葉っぱ。
大きな大きな桂の木です。







インクライン付近は散策をする人が多く、
ポートレート撮影やスナップ撮影などを
楽しむカップルや家族を散見します。





坂道と傾斜鉄道のレール、豊かな緑、昔を
偲ぶ運搬船など、非日常的な被写体もある
ため、思わずカメラを向けたくなるのかも
しれません。







インクラインの下を通る ねじりまんぽ。
これも普段見ることのできない被写体。



トンネルの強度を増すため、レンガ作りの
内壁をねじれた状態で作られているそう
です。



レンガといえば、この先にある南禅寺の
水路閣はレンガ作りで風情があり、ここも
また撮影スポットとして人気です。



びわ湖疎水記念館を訪れてみて、疎水に
ついて詳しく知ることができ、昔の人の
偉業に対し改めて感謝と敬意の気持ちを
持つことができました。



また機会があれば、びわ湖疎水沿いを
歩いてみて、さらにもっと詳しく学んで
みたいと思った次第です。



この時期、もう山吹が咲いていました。

  


Posted by アットプロ at 22:02Comments(0)写真撮影

2024年04月09日

三井寺夜桜

三井寺の夜桜を見てきました。

ほぼ満開との情報で、土日は混み合うと
思い、金曜の仕事終わりに出掛けることに
しました。



電車で行ったのですが、駐車場周辺にも
満開の桜がいっぱい。



順番に仁王門から入って、最後に
びわ湖疎水に立ち寄る計画です。



ほぼ毎年来てますが、桜を照らす照明の
強さ、色、グラデーション、動きなどが
毎年異なり、新鮮さがあります。




やはり桜は、白か薄いピンクに見える
照明が良いですね。





桜以外にも、建物自体をライトアップ
していて、三重塔付近は紫色や黄色、
青色など、色がどんどん変わっていく
ので、その場に留まって何枚も撮って
しまいます。




映画「柘榴坂の仇討」でロケに使われた
階段付近は、幻想的な色合いの光に、
しばし歩くスピードが緩みます。




桜の花びらが散るような投影をされて
いたり、まるで蛍が飛び交っているように
見せる投影もありました。




観音堂すぐ横にある観音堂書院で特別展が
開催されていたので入ってみました。



三井寺境内の四季折々の印象的な風景や
佇まいを紹介する展示でした。

途中、反射板のような光沢テーブルが
置かれた広間があり、皆さん喜んで撮影
されていました。



色々構図を変えて私も撮影。



観月舞台では有料の撮影エリアも。

同じく光沢板が置かれていて、実際に
見えてる桜と反転して映る桜を合わせて
撮影できる具合になっています。

この企画は数年前から行われており、
初めて行われた年は結構な行列でした。

この日は殆んど行列は無く、料金を払えば
すぐ観月舞台に上がって撮影が出来そうな
感じでした。



観音堂のさらに上へ行くと展望台のような
広場があります。




この広場から、大津市内の夜景をしばし
眺めることにします。





ライトアップは当初4月7日まででしたが、
4月14日まで延長となりました。

このあと、びわ湖疎水へと向かいます。




疎水の桜を撮影するために人が集まる
橋があり、その欄干の上から、あるいは
欄干の隙間にカメラを構えて撮るのが
定番となっています。



石の欄干の間にカメラを構えて額縁風に
撮影します。 ↓



もちろん、欄干の上から普通に撮る方が
沢山の桜を写し込めます。 ↓



帰りはJR大津駅までテクテク夜道散歩。

大津駅にある滋賀のソウルフードで
この日を仕上げます。



「近江ちゃんぽん」です。

やはり「黄金のダシ」は健在でした。



ご馳走さま。 kao06

  


Posted by アットプロ at 22:02Comments(0)写真撮影

2024年03月28日

プロ野球開幕!

プロ野球開幕を前に、先日の土曜日に
オープン戦を観戦してきました。

阪神ーオリックスです。

あいにくの雨ですが、京セラドームなので
心配いりません。





阪神の先発投手は大竹。

雨男と呼ばれるにふさわしく、
外はかなり強い雨模様でした。

昨年は10勝したので今年も期待です。



阪神の攻撃陣で、中野選手の打率が
低いことが心配です。

ヒットを打ってくれ と願っていると、
一打席目でレフト方向にクリーンヒット!

場内拍手喝采です。





続いて、売り出し中の前川選手が外野の
間を抜くタイムリーヒットで先制!



佐藤選手、今日はホームラン打って
くれるでしょうか。



オリックスの頓宮選手、打つ直前に
左足を上げるスタイルがカッコいい。



前川選手は次の打席も2塁打。

監督が褒めるのも理解できます。



前川選手はスイングに力強さを感じます。

って思ってると、佐藤選手はホームランを
打ってくれました。



前川選手、守備でも活躍してちょうだい。



野口選手、打撃がちょっと心配。

スタメン出場は当分ムリっぽいかな。







大竹投手から門別投手にスイッチ。

年末頃から岡田監督がベタ褒めの
門別投手ですが、制球に少し難が
ある気がします。

塁にランナーが出ると顕著です。

先発ローテの中にはまだ入れないような
気もしますが、春先に何回か先発を試す
ような気もします。

2~3回ほど先発のチャンスがある
のではないでしょうか。

そこで結果が残せたら先発ローテ入り
でしょう。



梅野捕手も途中から出場。

久しぶりのマスクに場内は拍手が
湧き起こります。



ヒットではなく四球で出塁。



オリックス側も、Tー岡田選手が代打から
1塁守備に就きます。



元阪神の小野投手が出てきて場内が
少しざわつきます。



岩崎投手は新加入のゲラ投手の
ひとつ前で投げるようです。



投げる瞬間、こんなにも体が曲がる
ことに少しびっくり。

これが岩崎投手の「球持ちが良い」と
言われるフォームなんでしょうね。 ↓



ゲラ投手も安定した投げっぷりでした。







結果は4ー2で阪神の勝利。





オープン戦といえども、やはり負けるより
勝つ方が気分が良いです。



阪神の開幕試合のスタメンはどうなる
でしょうか。

レフトは当面ノイジー選手と前川選手の
併用か。
開幕試合は巨人が右投げの戸郷投手が
投げるので、前川選手でしょう。

ライト森下選手の足の回復具合が気に
なります。

ショートはやはり木浪でしょう。

捕手は坂本がメインで時々梅野でしょう。

巨人の阿部新監督の采配も楽しみ。

ということで、金曜の開幕試合が
迫るなか、ワクワクしてきました!

  


Posted by アットプロ at 22:02Comments(0)写真撮影

2024年03月17日

大相撲三月場所

この歳で産まれて初めて、大相撲を見に
行って来ました。

場所は大阪難波の大阪府立体育会館。

三月場所です。



なんばパークスから徒歩で約10分ほど。

会場まで来るとすごい人だかり。

ファンの年齢層が高いと思い込んでいたら
間違いでした。

老若男女問わず幅広い層に人気が
あることを知りました。



力士さんの所属する部屋のノボリが
色鮮やかで華やいで見えます。





入場すると、優勝賜盃や総理杯カップ
などが飾られていて、その大きさに驚き。





滋賀県出身の力士や行司など、故郷に
縁のある人のPRポスターが掲示。

各都道府県の分があるようで、中々
粋な演出です。



等身大パネルの前は、記念撮影する人で
賑わってます。





入場したのは15時頃なんですが、力士の
取り組みは朝から行われているようです。



本格的に観戦したのは十両以降の取り
組み。

力士呼び出しのアナウンスが耳に
心地いいです。







中入りに入ると、人気や知名度の高い
力士が次々と呼ばれ、一戦一戦声援や
掛け声が場内に響き渡ります。







人気の対戦になると、取り組み前に
懸賞幕が土俵を一周し、懸賞幕が
多いほど掛け声の回数が多くなり、
熱戦への期待が膨らんでいきます。



ピンク色の廻しをした力士が大阪出身の
宇良です。

関西学院大学相撲部出身です。



土俵に上がると、ひときわ声援が大きく
なり、人気の高さがわかります。









宇良は良い相撲を取りましたが、最後
勢い余って土俵外へ飛び出してしまって
黒星でした。



強く当たることだけが勝つ条件でなく、
相手の力の出し入れに対し、うまく
引いたり押したり、時には捻ったりの
力のかけ具合とタイミングが大切だと
感じました。



照ノ富士は腰を痛めて休場となりました。

最後に弓取り式で7日目が終わり。

相撲の勝敗は一瞬で決まってしまう場合が
多く、その短い瞬間の中で、相手の出方を
良く観察し、瞬時に判断し、瞬時に動く。

一瞬のかけ引きの妙が相撲の極意
でしょうか。

機会があればまた観戦したいです。

  


Posted by アットプロ at 22:02Comments(0)写真撮影

2024年03月01日

造幣博物館

珍しい博物館に行ってきました。

大阪にある造幣博物館です。

「造幣局 桜の通り抜け」
春になると必ず耳にするこの言葉。
その隣に建つ博物館です。



入館無料です。



お金の製造やその歴史に関する展示が
沢山ありますが、撮影が可能です。



江戸から明治に時代が変わるとき、
偽造などが横行した劣悪な造幣体制を
一新するため、海外から最新の製造技術を
取り入れ、製造機械などを輸入し、新しい
造幣体制を確立するまでの歴史を学ぶ
ことができます。







他、世界中の珍しい硬貨や、
ずっとずっと昔の硬貨など、
一見の価値あるものが多数です。













金塊と銀塊の展示がありました。



金塊、約16kgで1億6000万円ほど。face05

銀塊、約33kgで400万円ほど。

どちらにしても高価です。

縁がありません。 kao09



2年ほど前から市場に出回っている
新500円硬貨。

円の中心部と外周部と2部品から
構成されてるそうです。

そういえば実物を見ると、そんな風に
中央部と外周部では何か輝きが
異なっているのがわかります。





約20年ぶりに新しいお札が今年7月以降
流通します。

新500円硬貨も含め、偽造などを防ぐ
ためにも必要なことなのでしょう。

また使えなくなる自販機が増えそうで、
これも困りものです。






↓ 地方自治法施行60周年記念千円硬貨。



滋賀県は、県鳥のかいつぶりと浮御堂が
デザインされていました。



隣りの造幣局の製造工場は見学が可能
なので、桜の通り抜けと博物館と併せて
行けば中々面白いかもしれません。

造幣局の工場見学は前日までの予約が
必要です。

  


Posted by アットプロ at 22:02Comments(0)写真撮影