2018年09月25日

18キップで東北へ(その2)

山形市内の宿で泊まった翌朝、山形駅から
仙山線で山寺駅へ。

松尾芭蕉で有名な立石寺へ行くのが目的です。





駅のホームからは立石寺がある小高い山が
目の前に広がります。



日曜だったのでそれなりに観光客が多く、
長い階段や参道は賑わってました。









「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」

芭蕉はこの句をこの地で詠んだそうです。





地元の猫ちゃん。
まったりしていて癒されます。



駅から頂上の五大堂までゆっくり歩いて
約30分ほどです。

汗が噴き出すほどでもないし、かといって
途中途中で休憩しないと息が切れそうな
行程です。




ここでも中国や欧米の観光客が多いこと。



五大堂は舞台式で、ここからは山寺駅を
中心にして180°のパノラマがゆったり
眺められます。





電車がやってくると、あたりはジオラマ模型を
眺めているような楽しいひとときが。





蝉の声を聞きながら、写真や動画を撮ったり、
遠くの山々や広大な空をぼんやり眺めたりして、
時々お茶で喉を潤すと、時間が経つのも
忘れてしまいそうです。



鉄道も飛行機も何も無い時代、北から南へ
徒歩だけで行く土地土地の風景や風情を
句に詠んだ芭蕉はどんな心持ちで旅を
進めたのでしょうか。

そして最後は、滋賀・膳所の義仲寺でお墓に
入ることを選んだ芭蕉の生き様を、もっと
学んでみたい気持ちになりました。  


Posted by アットプロ at 22:03Comments(0)写真撮影

2018年09月15日

18キップで東北へ(その1)

8月に18キップを使って東北へ旅に。

一度乗ってみたかった夜行列車。

大垣駅を23時前に出て東京駅に明朝5時過ぎに
着く「ムーンライトながら」を利用。

18キップ以外に必要なのは指定席料金の
500円ほどだけ。



車内は夜通し電気が点いていて明るく、
結構揺れるので殆ど眠れず。



上野からは普通電車のグリーン車を利用。

これも1000円足らずの料金で座席広く快適。

東北本線の各停で黒磯、新白河、郡山、
福島と乗り継いで、奥羽本線で山形へ。



福島県から山形県へ抜ける途中の板谷峠が
楽しみでした。

山間の急勾配を縫うように電車が走って
行く様が中々風情あります。

鉄道ファンには有名な峠駅。
結構たくさんの人が乗ったり降りたり。



ここを過ぎると、米沢経由して山形までは
1時間ほど。



山形駅のすぐ隣にある霞城(かじょう)
セントラルという高層ビルの展望階から
市内をのんびり眺めてひと休み。





そこから徒歩で15分ほどの霞城公園へ。

散歩したりジョギングしたりの市民の
憩いの場のようです。





博物館もあったので30分ほど見学。



昔むかし、滋賀(近江)から山形(庄内)へ
集団で移り住んだ歴史があったようで、
意外な接点があったことを初めて
知りました。





駅前は整備されていて綺麗で、車の
通行量も多くなく静かで、穏やかな
住みやすそうな雰囲気の街でした。

  


Posted by アットプロ at 22:12Comments(0)写真撮影