2024年08月24日

ハスとスイレン

久しぶりに草津の水生植物公園へ
行ってきました。



ハスとスイレンの写真を撮るためです。

8月上旬、この日も暑かったです。

ゲート入って右手の方へ進むと、ハスが
咲いているエリアがあり、そこでひと汗
流します。





暑いので、屋外エリアは殆んど人が
居ません。



汗も流しきった頃、建物の中へ入って
冷房で体を冷やします。



スイレンが咲いてるエリアは温室のような
環境なので、またまた汗が噴き出して
きます。





花はそこそこ咲いていましたが、沢山と
いうほどでもなく、池の周りを3周ほど
して、色や光線の具合が良いスイレンを
撮りました。











幸運にもトンボが止まっていたので、
色々と構図を変えながら、何枚も
撮影します。



ピークは過ぎてる感がありましたので、
この夏の撮影はこれで終了。

次回はコスモス咲く頃に来ようかと
思い、公園をあとにしました。

  


Posted by アットプロ at 22:02Comments(0)写真撮影

2024年08月10日

東北乗り鉄(3/3)

五能線に乗ったあと、東能代駅から
大館駅経由で花輪線に乗って盛岡駅へ、
そして東北新幹線で仙台駅まで行って
翌朝、仙石線(せんせき)に乗ります。



仙石線は仙台駅から石巻駅を結ぶ
比較的本数の多い電化路線です。

仙台駅からは1時間20分ほど。



「仙石東北ライン」の表示が目に止まり、
仙石線との違いにしばし時刻表などで
調べます。

なるほど、仙石線と東北本線を
ショートカットする短絡線のような
路線があり時間短縮できるみたい。

快速も走ってるようで、石巻と仙台間を
1時間ほどで結んでいるようです。

こんな短絡線があるとは少し都会です。



石巻駅では改札を出て、外の空気を
吸ってみることにします。



この地は、漫画家 石ノ森章太郎氏と
縁があるようです。



石ノ森章太郎氏は石巻市の北隣り
登米市の産まれ。

中高生時代に、石巻市にある映画館へ
片道2時間以上かけて自転車で足繁く
通ったそうです。





それで石巻市が、石ノ森章太郎氏で
町おこしをしようと、記念館を建てたり、
彼が創作したアニメキャラなどを街の
あちこちに配したりして、今に至って
いるということです。



この駅で乗り換えて、石巻線に乗って
東北本線方面へ向かいます。

東北本線の小牛田駅まで行き、そこから
陸羽東線に乗って山形県の新庄駅まで
行きます。





途中、こけしで有名な鳴子温泉を
通ります。



東北山脈を跨ぐので、分水嶺を通過
するわけですね。

列車に乗っていて分水嶺の看板は中々
見ることはできません。





車窓からは、山と川と田畑ばかりで、
人家も中々見られません。



夏らしい駅名と思っていたら
漢字違いでした。

瀬見温泉駅です。

列車内はこの駅以降は乗客が
数人程度になりました。



やがて新庄駅に到着。

ここから在来線で山形駅まで行きます。



山形駅で昼に なめこそば を頂きました。

とっても美味でした!



山形新幹線として今春から新しい車両が
お目見え。

E8系です。

今まではE3系でした。



山形県知事が山形県の名産品
さくらんぼのPRに一役買ってます。





つばさ144号で東京駅へ向かいます。



このE8系の最大の特長は、最高速度が
宇都宮~福島間で従来時速275km
だったのが、時速300kmまで速く
走れるということです。

これによって山形~東京間が約4分
短縮されるらしい。



車体の色は、蔵王の雪をイメージした
白色がベース。



山形県の花である紅花をイメージ
した黄色の帯と、県の鳥である
おしどり の羽根色パープルが
きれいに配色されています。





座席の色にもこだわりがあるようで、
紅花の黄色から抽出された紅色への
グラデーションを表しているそうです。





床の模様は最上川の流れをイメージ
しているそうで、外も中もカラフルで
乗っていてウキウキしてきます。



でも山形新幹線はいわゆるミニ新幹線で、
在来線も走るので、車体の幅が少しだけ
狭く設計されており、東北新幹線内の駅
では、ホームとの隙間が少しできるため、
駅に着くと踏み台のようなステップが
車両から飛び出してきます。

列車が動き出すと、このステップは
車両内にきれいに収納されるんです。



ということで、東北周遊の乗り鉄旅も
新しい車両に乗って完結となりました。

  


Posted by アットプロ at 22:02Comments(0)写真撮影

2024年08月01日

東北乗り鉄(2/3)

翌朝、青森駅のホームです。

この日は、五能線(ごのう)に乗ることを
決めていたので、「特急つがる」に乗って
東能代駅(ひがしのしろ)まで行くことに
します。



関西では見ることのできない馴染みの
ない塗装の特急電車に乗ります。
交流専用の電車なので、直流の関西
では見ることはできません。



五能線は、青森県の西部を海沿いに
走る全線単線のローカル線です。

それにしても前日は大雨、当日の朝は
風が強く、この先が少し心配です。



その嫌な予感が的中してしまいます。

乗った特急電車が途中の弘前駅で
運転取りやめになってしまいました。

この先、線路に倒木があったもよう。

特急電車の乗客は強制的に全員降車。
こんな体験初めてです。



降りる予定の無かった弘前駅で降りる
ことになったので、構内を撮影したり
入場券を記念に買います。



津軽地方のマスコットでしょうか、
思い出に撮影します。





五能線を東能代から乗るには理由が
ありました。

太宰治の短編小説で「海」という作品が
あります。5分もあれば読める短い短い
作品です。

この作品に五能線が登場し、主人公が
東能代から五能線に乗り、家族に海を
見せてあげる場面があります。

そのストーリーに沿って海を眺めたくて
東能代から乗ることにしたのです。

五能線自体は不通ではなかったよう
なので、逆の方向から乗ることに
急遽変更。

気を取り直して弘前駅から五能線に
乗ります。



2両編成の新しい列車です。



乗った列車は、途中の深浦という駅が
終点になり、その先はまた別の列車を
乗り継がないといけません。



五所川原駅(ごしょがわら)は、津軽鉄道
というローカル私鉄の出発点です。

太宰治を記念した斜陽館へ行くには、
この津軽鉄道に乗ると行けます。



木造駅は、付近で土偶が出土したこと
から、その土偶をモチーフにして、駅舎の
外壁が飾られているというユニークな
駅です。



鯵ヶ沢(あじがさわ)駅。

五能線の中では主要な駅の
ひとつです。



ようやく海が見え始めました。

風が強いので波が高いです。



ここまで順調だったんですが、何せ
単線。対向する列車が遅れている
ようで、列車の通過待ちです。

対向する列車が季節列車のようで、
そちらが優先するのか、何と1時間
ほど待たされました。



列車を降りて、ホームや付近を歩いたり
して暇をつぶします。



ようやく対向列車が通過、1時間ぶりに
動き出しました。



この辺りはずっと右手に海が見えます。

波が高く、色は真っ黒。

海をイメージする青色には程遠い感じ
です。







ようやく終点の深浦駅に到着。

ここで、次の乗り換えに1時間ほど
あるので、駅を出て付近を散策し、
コンビニへ向かいます。



コンビニでお昼を食べ、駅に戻ります。



海と反対方向は世界遺産の白神山地が
広がり、海は雄大な日本海です。



太宰治の「海」の中で、主人公の子供や
奥さんが、寝ぼけまなこでこの「海」を
「川」と間違えるくだりがあるのですが、
この広く荒れ狂う海は、どう見間違えても
川には見えないと感じました。



荒れる日本海が見えなくなり、内陸を
少し走ると、やがて東能代駅に到着。

五能線は特に夕陽が美しいことで
人気です。

その夕陽はまたの機会に…と言いたい
ところですが、次回もし来ることが
できるなら、3時間半ほどで駆け抜ける
季節列車に乗ってみたいものです。



弘前駅から東能代駅まで、6時間ほどの
長い長い五能線の旅でした。

  


Posted by アットプロ at 22:03Comments(0)写真撮影