2019年03月26日

春の18キップ旅 その1

今回は三重県の名松線と参宮線の乗り鉄。

名松線は、松阪と伊勢奥津を結ぶローカル線。

当初は名張と松阪を結ぶ予定で建設された
そうで、名張まで伸びず伊勢奥津が終点。



亀山駅で乗り換えの時間があり、
待合所にあった雛飾りを撮影。



松阪で名松線に乗り換え。



松阪といえば松阪牛ですね。

ま、滋賀県民は近江牛なんですが。



ディーゼルカーで1時間半ほどの
ローカル線の旅を楽しみます。





途中までは田園を進む単調な景色でしたが、
後半は山間と川を縫うように走る満足の景色。



列車は終点で折り返すのですが、乗客の
半分以上が18キップのお客さんのような
イメージ。

乗客20人ぐらい。



終点、伊勢奥津駅に到着。

う~ん、週末でこのレベルなら平日は?

路線と並行して道路があるのですが、途中で
寸断されているようで、それが路線廃止に
ならない理由なのかもしれません。



15分ほどで松阪に向けて発車するのですが、
その間、付近を撮影したりスタンプ押したり。



単線の衝突防止に信号システムがありますが、
名松線は信号システムでなく、国内では珍しく
票券閉塞とスタフ閉塞と呼ばれるシステムで
安全が確保されてます。

通行証のようなものを運転士が持ち、
これを持たない運転士が列車を動かして
はいけないルール。



他に良く似たシステムでタブレット閉塞と
いうのもあります。

国内のJRで、票券閉塞を採用しているのは
この名松線の家城~松坂間だけだそうで。



票券を入れたキャリアと呼ばれる革製の
輪を駅で運転士に手渡す光景を見られる
のは中々貴重です。



私が高校生ぐらいの時まで、草津線でも
そのようなものが使われていました。
(いずれのシステムか不明)

その頃は、ポイントの切り替えも手動でした。

駅構内にある大きなテコのようなものを、
駅員さんが動かしている姿を覚えています。



キャリアを運転席の後方から撮影しようとしたら、
運転士さんが撮影しやすい場所に置いてくだ
さり、しっかり撮影させてもらいました。



このあと松阪を経由して参宮線で鳥羽と
伊勢まで。



このあたり、鳥羽水族館、みきもと真珠島、
内宮、外宮、おかげ横丁など、有名な観光
スポットが多くあるのですが、いずれも
行ったことがあるので今回はパス。



終点の鳥羽駅で折り返して、伊勢市駅で
途中下車し、少しだけ駅前を散策、
そのあと亀山方面の列車に乗って帰路。



三重県はお隣ながらも、駅で接続待ちとかで
意外と時間がかかりました。

貴重なキャリア交換の風景が見られて、
昔を思い出させてくれた小旅行でした。

  


Posted by アットプロ at 22:03Comments(0)写真撮影