2023年11月11日
秋の乗り放題パスの旅(2/3)
塩尻駅から松本駅を経由して
JR篠ノ井線の姨捨駅(おばすてえき)へ
向かいます。
この駅はスイッチバックで有名な駅。

急勾配を克服するため、進行方向を
変えながらジグザグに進む鉄道路線。
駅に着いた頃には辺りは夕暮れを
過ぎていてほぼ真っ暗。

駅付近からの眺めも絶景で、日本三大
車窓のひとつとしても有名です。
日中に行けばその絶景が見られるの
ですが、今回はスイッチバックと夜景を
見るために立ち寄りました。

この近くの冠着山(かむりきやま)は、
俗称で姨捨山と呼ぶそうです。
下に見える線路はJR篠ノ井線で、
特急電車や貨物列車は、姨捨駅の
スイッチバックを通らず、通過線を
走って行きます。

ホームからは善光寺平の夜景が一望。


ここは棚田でも有名で、田に水が張られる
時期になると、水面に月が映り込み、
「田毎の月」を写そうと、写真愛好家が
集まるそうです。

電車が来ない時間帯は本当に本当に
静寂に包まれる駅ですが、夜景が目的と
思われるカップルや、スイッチバックが
目的と思われる鉄オタがあちらこちらに。
通勤や通学風のお客さんの乗降は
殆んど見られませんでした。


姨捨駅は、各駅停車の電車だけが
駅のホームに入線してきます。
線路の先は行き止まりになってます。
ホームで止まってドアを開け閉め、
そのあと逆方向に進んで行きます。



姨捨の地名は以前から知っていましたが、
随分と物騒な地名であり、伝説のような
昔話が残っている…程度の知識しかあり
ませんでした。




駅にあった説明看板を読んでみて、
新しいことを知ることができて少し
得した気分になりました。

説明看板の文章を要約すると…。
昔、老人のことを嫌う殿様がいて、高齢に
なった人を山へ捨てるよう命令を出した。
一人の若者が年老いた母を背負って山へ
登ったが、母を捨てることができず、母を
背負ったまま山を下った。
床下に穴を掘って母をかくまった。
そのころ、殿様のもとへ隣国から使者が
やって来て、難題をもちかけてきた。
困った殿様は命令を出し、この難題を解け
る知恵者を探し求めた。これを知った若者
が、床下の母に尋ねると、その母は難題を
見事に解き明かした。これによって国難を
救われた殿様はたいそう喜んだ。
国難を救ったのが老人の知恵であると
知った殿様は、いたく感銘し、高齢者を
山に捨てるという習わしを廃止した。
「姨捨」という地名の裏に、実は高齢者を
大切にしなさいという教えがあることを
始めて知り、心暖まる想いで駅をあとに
しました。
JR篠ノ井線の姨捨駅(おばすてえき)へ
向かいます。
この駅はスイッチバックで有名な駅。

急勾配を克服するため、進行方向を
変えながらジグザグに進む鉄道路線。
駅に着いた頃には辺りは夕暮れを
過ぎていてほぼ真っ暗。

駅付近からの眺めも絶景で、日本三大
車窓のひとつとしても有名です。
日中に行けばその絶景が見られるの
ですが、今回はスイッチバックと夜景を
見るために立ち寄りました。

この近くの冠着山(かむりきやま)は、
俗称で姨捨山と呼ぶそうです。
下に見える線路はJR篠ノ井線で、
特急電車や貨物列車は、姨捨駅の
スイッチバックを通らず、通過線を
走って行きます。

ホームからは善光寺平の夜景が一望。


ここは棚田でも有名で、田に水が張られる
時期になると、水面に月が映り込み、
「田毎の月」を写そうと、写真愛好家が
集まるそうです。

電車が来ない時間帯は本当に本当に
静寂に包まれる駅ですが、夜景が目的と
思われるカップルや、スイッチバックが
目的と思われる鉄オタがあちらこちらに。
通勤や通学風のお客さんの乗降は
殆んど見られませんでした。


姨捨駅は、各駅停車の電車だけが
駅のホームに入線してきます。
線路の先は行き止まりになってます。
ホームで止まってドアを開け閉め、
そのあと逆方向に進んで行きます。



姨捨の地名は以前から知っていましたが、
随分と物騒な地名であり、伝説のような
昔話が残っている…程度の知識しかあり
ませんでした。




駅にあった説明看板を読んでみて、
新しいことを知ることができて少し
得した気分になりました。

説明看板の文章を要約すると…。
昔、老人のことを嫌う殿様がいて、高齢に
なった人を山へ捨てるよう命令を出した。
一人の若者が年老いた母を背負って山へ
登ったが、母を捨てることができず、母を
背負ったまま山を下った。
床下に穴を掘って母をかくまった。
そのころ、殿様のもとへ隣国から使者が
やって来て、難題をもちかけてきた。
困った殿様は命令を出し、この難題を解け
る知恵者を探し求めた。これを知った若者
が、床下の母に尋ねると、その母は難題を
見事に解き明かした。これによって国難を
救われた殿様はたいそう喜んだ。
国難を救ったのが老人の知恵であると
知った殿様は、いたく感銘し、高齢者を
山に捨てるという習わしを廃止した。
「姨捨」という地名の裏に、実は高齢者を
大切にしなさいという教えがあることを
始めて知り、心暖まる想いで駅をあとに
しました。
